10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
和馬くんは、あたしの足首を掴み、強引に自分の膝の上に乗せた。
椅子に両手をついて、バランスを整えるあたし。
「やっぱりな」
あたしの足を見て、眉間にシワを寄せた。
「あの靴、キツかった?」
消毒液を探しながら、和馬くんが言った。
「……ちょっとだけ」
「悪かったな。無理にはかせて」
「仕方ないよ。靴はあの2つしかなかったんだから。それに、せっかくドレス着てるのに裸足なんて嫌だし」
俯き加減に言った瞬間、足に痛みが走った。
親指の付け根と、踵に消毒液がしみた。
真っ赤になっている足。
サイズが少しキツかったせいで、靴ずれができてしまった。
「それにしても、よく気づいたね」
「あ?」
真剣に消毒をしてくれてる和馬くんは、あたしの足を凝視している。
「顔に出さないようにしてたのに」
「確かに、顔には出てなかったな。けど、俺の手を握る力が少し強かったから、こいつ我慢してるなって思った」
「うそっ!!?軽く握ってただけじゃん。力なんて入れなかったよ!!!」
あたしが力みながら言うと、
「ずっと力が入ってたわけじゃねーよ。右足が地面につくときだけ。体が強張ってた」
はい、完了。
そう言って、フっとほほ笑んだ。
キレイに絆創膏がはられて、痛みが少し和らいだ。