10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「お、お疲れ様」
テントに戻ってきた2人へ席を譲る。
ドカっと腰掛けた2人は、背もたれに体重を預けた。
「ったく……同着って何だよっ。面白くねぇ」
「ほんっとだよ。まさか、和馬があそこまでやるとは予想外」
「あ?それはこっちのセリフだっつーの。くそっ!!! あー、つまんねぇ!!!」
椅子にもたれ掛かりながら、こちらに目を向けた和馬くん。
それだけで、心臓が大きく反応した。
「………」
目が合ったかと思うと、今度は隣の健くんを見た。
「健。 おまえ、さっき言った事忘れてねぇだろうな」
さっき……?
さっき……って
あの、耳打ちのこと?
「いくら俺でも、数分前のこと忘れたりしねぇよ。しかも、自分で言ったことぐらい覚えてるっつーの」
「じゃあ、次こそ決着付けてやる」
あたし達の頬をかすめる風はとても涼しいのに。
この2人の周りだけメラメラと炎があがり、やけどしそうな程あつかった。
一体、何を言っていたんだろう……