10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
あたしは、スーパーへと走った。
スポーツ飲料と、冷却シート。
それから、ネギに、たまご。
必要なものだけをカゴに入れ、会計を済ませた。
小走りで健くんの家に戻り、冷却シートをおでこに貼って、スポーツ飲料を飲ませた。
しばらくベッドに横になっててもらい、あたしは1階のキッチンへ。
小さな鍋にお湯を沸かし、その中にご飯を。
少し煮立ったら塩を入れ、小口切りにしたネギを。
そして最後に、卵を入れて、すぐに火を消した。
出来た――。
「健くん」
出来あがったおかゆをお椀に移し、健くんの部屋に戻った。
布団から顔を出し、目だけでこちらを見た。
「おかゆ、作ったから」
少し、起き上がれる? と、健くんの体を支えて上半身を起こした。
両手で体を支えながら、ゆっくり起き上がる健くん。
「ゆずが……作ったの?」
声を出すのが辛そうだ。
「うん。味は保証できないけどね」
あたしが言うと、健くんは力なくほほ笑んだ。
「ゆずの手料理」
「………」
「ヤバイ……嬉しすぎる」