10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「あ……」
翌朝。
靴箱で和馬くんの姿を見つけた。
ちょうど靴を履き替え終わったところで、あたしの声に振り向いた。
でも、すぐに真顔になる。
バタンと靴箱の扉を閉めると、あたしをひと睨みして背中を向けた。
「待って!!」
誤解だよって伝えるなら、今しかない。
昨日言えなかった事を、今、伝えなきゃ。
「昨日の事だけど」
あたしが声を出しても、和馬くんは振り向いてくれなかった。
スタスタと廊下を歩き、あたしの事は完全に無視。
「待ってよ……聞いてよ……」
廊下に落ちていくあたしの声。
誰も、拾い上げてはくれなかった。