10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
お父さんとお母さんは、仕事の引き継ぎがうまくいかなかったらしく、一週間遅れてこの町に来ることになったの。
しばらくは、このマンションに一人ぼっち。
明日から2学期が始まるから一人先に来ることになったんだけど……
いくら知ってる町だからとはいえ、10年も昔のこと。
町だって、きっと変わってるはず。
ちょっと、不安だな……
ピンポーン――。
突然玄関のチャイムが鳴った。
誰だろ……。
グッと眉間にしわが寄る。
もしかして、何かの勧誘とか?
あっ!!
分かった!!
あれだ。
きっと、新聞の勧誘とかだっ!!
とりあえず、今は親がいないからって断らなくちゃ。
「………」
恐る恐る玄関のドアを開ける。
まず視界に入ったのは、真っ白なスニーカー。
「あ、あの、新聞の勧誘はお断りです」
「勧誘?」
返ってきたのは、とても若い声だった。
「勧誘って何?」
返ってきた疑問系に、あたしは勢いよく視線を上げる。
そこに立っていたのは、あたしとそんなに年齢が変わらないであろう、爽やかイケメンだった。