10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
黒髪で、目がとても大きくて、色白で、驚くその表情がすごくかわいらしくて。
性格もよさそう。
「ちょっとショックだな。覚えてないなんて」
視線を落として、シュンとしている。
ホントに、子犬みたいだ。
「あ、あの……。ごめんなさい。全く覚えてなくて。あたし達、前に会ったことがあるんですか?」
「会ったことがあるも何も、小さい頃、毎日一緒に遊んでたじゃん」
「えっ!?」
遊んでた……って。
「片山公樹って言っても、まだ思い出せない?」
あたしを試すような目付きで彼が言った。
片山公樹…って。
「ヒロくんっ!?」
「やった。 正解」
そう言って、ニコッと笑った。
で、でもでもっ!!!!
あまりにも変わりすぎてて、昔のヒロくんと一致しないよ。
「ハハっ。柏木が混乱してる」
「えっ!?」
「子供の頃もそうだった。そうやって、唇に手を当てて泣きそうな顔になった時は、混乱してる時」
あ――。
ヒロくんだ。
困ったように笑う顔が、小学1年生の時のヒロくんと重なった。
家が近所で、幼稚園に行く前からずっと一緒に遊んでいたんだっけ。
あの頃も優しい子だったけど、今はもっと物腰が柔らかくて癒される。