10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!

「ヒロくんは、変なことばっかり覚えてる」

照れ隠しのために、口を尖らせた。

「ごめんごめん。怒らせるつもりはなかったんだ。ただ、柏木の今の表情を見て懐かしくなったから、つい言っちゃった。許して?」

うっ――…
そんな瞳で見つめられると、何でも許せてしまうよ……。

そんな技、どこで覚えたんだろ。

「そ、それより、どうしてヒロくんがウチに?」

「ああ、それは――」

「ったく、せっかくの休みに呼び出しってどういうことだよ」

ヒロくんの背後から、また他の男性の声。

とても不機嫌そうな声だ。

ヒロくんと同時に、声がしたほうに顔を向けた。

ま、またイケメン!?

この町って、イケメンの町なの?

芸能人みたいっ!!

身長が高くて、茶色い髪は自然な感じでセットされていて、服装もとてもおしゃれ。

ま、眩しいっ!!


「あー、ごめんごめん」

ヒロくんが、茶髪の彼に向かって軽く手を合わせた。

「公樹、何なんだよ。いきなりメールで“出て来い”って。俺に命令かよ」

「だって、和馬も会いたいかなって思って」


――和馬(かずま)

「会いたい? 誰にだよ」

突然呼び出されたことにご立腹の彼。

「柏木にだよ。 柏木ゆず」

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