10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
いくら幼馴染みとはいえ、10年ぶりに会ったんだ。
そんなお願いされたら、誰だって面倒だと思う……。
「ダメだよっ!!」
今まで優しかったヒロくんが、急に険しい顔つきになった。
「ダメだよ。女の子が一週間ひとりなんて、危なすぎるよ。ここ、小さな町だけど何かと物騒なんだから」
「大丈夫だろ、こいつなら」
「和馬は、またそんなことを」
「襲われそうな要素なんて、こいつに全くねーじゃん。久しぶりに帰ってきて少しはキレイになってんのかと思ったら、ガキの頃と何も変わってねぇし。誰も、襲わねぇってこんな女」
勝ち誇ったように、顎を少し上げて言った和馬くん。
確かに、子供の頃と何も変わってないけど、改めて口に出して言われると、何ていうか、ちょっとショックだな……。
「変わってないのは、和馬だろ」
「あ?」
「もう高2なんだし、そろそろ素直になりなよ」
「な、なんのことだよ!!」
「フフっ」
2人のやり取りに、思わず笑ってしまった。
「何笑ってんだよ」
不機嫌そうな和馬くんが、眉間にしわを寄せる。
「だって、何か、変わってないなぁって思って」
「はっ?」
「ヒロくんと和馬くん。子供の頃も、そうやって言い合いしてたよね」
「言い合いって言うか、俺が和馬を怒ってるだけなんだけどね」
「ハハっ。それ言えてる!!」
ヒロくんと2人で、目を合わせて笑った。