10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
健くんの胸倉を掴む和馬くん。
制服も、髪も乱れる健くん。
健くんは、馬乗りになる和馬くんをジッと見ていた。
「2人とも、やめろよ!!」
駆け寄ったヒロくんが、和馬くんを離そうとする。
けれど、怒りに震えている和馬くんの体は、ピクリとも動かなかった。
全く動じない、健くんの目。
「何だよ。その目」
健くんの胸倉を掴む和馬くんの手に力が入った。
健くんの体が、グイっと上がる。
「おまえのその目、ムカつくんだよっ!!!!」
「………」
「その、何考えてんのかわかんねぇ無口さも、ヒトをバカにしてるような静かな態度もっ!!!!」
「………」
和馬くんが大声を出しても、健くんは黙ったままだった。
「何か言えよっ!!!てめぇ、ナメてんのかっ!!」
和馬くんが、胸倉を掴む手を激しく揺らす。
その度に、健くんの頭がグラングラン揺れた。
「……聞きてぇの?俺が、何を考えてんのか」
こんな状況なのに、冷静な声の健くん。
「俺は、ガキの頃から、ゆずの事しか考えてねぇよ」
……え?
な、何?
健くん……今、なんて?