10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
壊していく?
あたしが……?
みんなの絆を、壊していく……。
「他の女子は陰でコソコソ噂するだけかもしれないけど、あたしはそうじゃない」
「………」
「あんたみたいなムカつくヤツを見ると、痛め付けたくなるのよっ!!!」
「………」
「あたし、この前言ったよね?“普通”なあんたは、幼なじみじゃなかったら相手にされないって。近づくのをやめろって。一度で聞かないから、こんな結果になったんだよ!!!」
幼なじみじゃなかったら……。
わかってる。
そんなこと、十分承知してる。
でも……幼なじみだから、みんなの隣にいることができる。
どうして、隣にいちゃいけないの?
和馬くん達のことが好きなら、あたしに構うことなくどんどん攻めればいいじゃない。
どうして一方的にそんなことを言われなくちゃいけないのよ。
「なに? その目」
ジッと彼女の目を見る。
「言いたいことがあるなら、ちゃんと口でいいなさいよ!!!」
「……ない」
「はっ?」
「あんたに何を言われようと、あたしは、みんなから離れない」
「何言ってるの?」
「あたしには、大切な幼なじみなの。小さい頃から、みんなのことが大好きなの!!!それなのに、どうして離れないといけないわけ?そんなに和馬くんのことが好きなら、正々堂々と勝負しなさいよ!!!」
彼女の眉がピクリと動いた。
顔が徐々に赤らんできて、鼻息も荒くなってきた。
固く拳を握ったのがわかった。
くるっ!!!!
グッと歯を食いしばって目を閉じる。
その瞬間、頭に激痛が走った。
体中が痛くて、なかなか目が開けられない。