眼鏡の下は、美少女でした。
蓮と直樹とその女が挨拶を交わしているのを、ぼんやりと見ていると…視界の端に…
あの日、桜の下で見た女に似てる雰囲気を纏った奴が窓に張り付いている…。
ふわふわの長い髪の毛と、色白な華奢な手足。
胸がドキリ…と音を立てた。
ただの後ろ姿なのに、あの日と同じ不思議な雰囲気の女に俺は目を反らせなくなった。
朝間違えて声掛けたあの女のことを思い出す。
全然違うじゃねーかよ。何を俺は間違ってたんだ。絶対こいつがあの女だ。
と、俺の中の何かが絶対そうだと言う。