眼鏡の下は、美少女でした。


気がついたら直樹の女に声をかけていた。

「あそこにいるやつ知り合い?」


直樹の女は、一瞬きょとんとした顔をしたが俺の見てる先を見て理解したのか


ギョッとした顔してその女に声をかけた。

「え?あれ?唯?いつの間にそんなところにいるの?」

「……。」

「ちょっ、唯ってば!聞こえてる?」

「……。」

顔を確認したいけど、微動だにしない女。



スタスタスタッ…。


俺がそいつの近くに寄っていくと


その女は一瞬ビクッとした。



気づいてんのかよ…ならこっち見ろよ…。


そいつの細い手を握る、それだけでドキリとした。そしてこっちを向かせると……


< 29 / 157 >

この作品をシェア

pagetop