眼鏡の下は、美少女でした。


「せ、先輩!先輩ってば!…は、はやい!」


グイグイ引っ張るから、あたしはよろけそうになりながら着いて行く。


それにやっと気づいたのか椎名先輩は、ハッとした顔をしたあと

「…わりぃ。」

と謝る。


そして、ゆっくり歩き出し人気のないとこでとまった。


「あの…椎名先輩?どうしたんですか?」

とあたしは不安な顔で椎名先輩に聞くと

「一緒にいた奴誰?」

と何故か怒ってるような顔であたしを見てきた。



「や、大和くんですか?」

とあたしが聞くと

「彼氏?」

少し怖い顔をしてあたしを見下ろす椎名先輩。



「な、か、か、彼氏なんていません!!こんな見た目なのに彼氏なんかできるわけないじゃないですか!友達です!」

あたしがすごく慌てていると



「はぁ〜…。まぢか…悪い。」

なぜかホッとした顔で、謝ってくる。
そして、ふっ…と優しく笑うと


「お前は可愛いよ」

と、ポンっと優しく頭を撫でた。

……え?

その優しい椎名先輩の笑い方にあたしの胸はドキッ…と音を立てた。


「……っ…。」



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