猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け~

空くんはそう言うと隣に一緒に座り込み、あたしの頭の上に傘をさしてくれた。

そしてずっと無言でただ隣にいてくれた。

何時間もだ。

顔を上げた時隣で無言で座っている空くんにビックリしたのを覚えてる。


「な、なんでまだいるの?!」

「なんでって吉岡さん濡れるでしょ」


何を考えているかよく分からない顔で淡々と答える空くん。
昔から変わらないなぁ〜と思う。


「いやいや!もう既にびしょ濡れだったから気にしなくて良かったのに!!」

「気にするなって言われても俺の家すぐそこだし、学校帰りはスルーしたんですけどコンビニに行って帰ってからもいるんで流石に気になります」

「…ごめん」

「いいっすよ、そろそろ帰りません?」

「…いや」

「はぁ…」

ため息をつきながらも、あたしの隣にずっといつまでもいてくれた空くん。

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