紫陽花の短編集物語#2

女子3人グループの闇

女子3人グループの闇

ショッピングモール(土曜・昼)
•場所: 賑やかなショッピングモール。
•状況: 凛と優花が二人で楽しそうに買い物やカフェを楽しんでいる。
(1) カフェのテーブル
優花 このパフェ、すっごく美味しい! 凛も一口食べる?
凛(微笑んで) いらない。甘すぎる。
優花えー、また冷たいんだから! ね、凛と二人でいると、なんか落ち着くよね。
凛(優花を見つめ、少し独占欲の入った表情で) 当たり前、でしょ。
優花(気づかず) 今度、希空も誘って三人で来ようよ!
凛(表情を硬くする) アイツはいい。またどうせ、ダラダラして場の空気悪くするだけだから。
優花(困ったように) そんなことないよ。希空、最近ちょっと元気ないみたいだし...。
凛(冷たく言い放つ) 知らない。凛は、優花と二人でいたいの。一生、二人きりで。

(2) 別の場所(希空の視点)
(同じショッピングモールの別の階。希空がスマホで撮影された凛と優花の楽しそうなツーショット写真を見ている。写真は凛が優花の肩を抱いているもの。)
希空(心の声。ドス黒い感情が滲む) ...二人きりで、ね。私がいない方が、そんなに楽しそう?
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シーン 2:学校の階段の踊り場(放課後・夕方)
•場所: 人通りの少ない学校の階段の踊り場。
•状況: 凛が一人で立っている。希空が静かに近づく。
希空ねぇ、凛。優花と二人で出かけたんだって? 楽しかった?
凛(振り返らず、冷たい声で) 希空には関係ない。
希空 そう。関係ない、か。私たち、仲良し三人組じゃなかったの? 優花がそう言ってたのに。
凛(嘲笑うように) 仲良し? お前がそう思ってるだけだろ。凛は、お前みたいな影の薄いヤツ、優花に近づけたくないの。
希空(一瞬、言葉を失うが、すぐに冷たい笑顔を浮かべる) ひどい言い方だね。優花には、そんなこと言えないくせに。
凛(希空に向き直り、強い口調で) 優花はお前のこと、友達だと思ってくれてる。その優しさに付け込むな。お前なんかに、優花は勿体ない。
希空(静かに、低い声で) ...優花は、凛だけのものじゃない。
凛(鼻で笑い、階段を降り始める) 無駄だよ。優花が本当に心を許してるのは、凛だけだ。せいぜい、隅っこで指を咥えて見てな。
(凛はそのまま去っていく。希空は凍り付いたようにその場に立ち尽くす。)

シーン 3:希空の部屋(夜)
•場所: 希空の部屋。照明は暗い。
•状況: 希空が鏡の前で、自分の顔を見つめている。手に、優花との二人の思い出の写真を持っている。
(1) 希空の部屋
希空(震える声で) 影が薄い...? 私なんか、優花に勿体ない...?
(希空は写真に写る、笑っている優花の顔を指でなぞる。次に、自分と優花の間に入り込もうとする凛の幻影が重なる。)
希空(声を荒げて) 違う! 違う! 優花を一番に思ってるのは私だ! 私の方が優花を必要としてる!
(希空は写真立てを床に投げつけ、写真が割れる音が響く。その破片をじっと見つめる。)
希空(独白。瞳の奥に強い憎悪と決意の光が宿る) 凛...お前、優花の優しさを盾にして、私を傷つけたね。
希空(ゆっくりと立ち上がり、部屋の中を歩き始める。声は静かで、ゾッとするほど冷たい。) もう、このまま引き下がらない。

(2) 復讐の決意
希空は、机の引き出しから優花の手書きのノートを取り出す。
それは優花が日頃、グループの悩みや秘密を書き溜めているノートだ。
希空(優花のノートをそっと開く。優花が凛について書いた、誰にも知られたくない秘密の告白を見つけ、薄く笑う。)
希空(ノートの文字を指で撫でながら) 優花。ごめんね。でも、これは凛への罰だ。
希空(顔を上げ、鏡の中の自分に向かって、口角を吊り上げ、冷酷な笑みを浮かべる。)
私を蔑ろにした代償、払ってもらうよ。 凛。あんたが一番大切にしているものを、 私が全部壊してあげる。
(希空はスマホを取り出し、ノートのページにカメラを向ける。)


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