紫陽花の短編集物語#2
マイクは見ていた
マイクは見ていた
SCENE 1:コンビニのレジ横・深夜
<場所:地方のコンビニ。客は少ない。レジ横の棚の上には、黒いドーム型の監視カメラが設置されている。>
ハルキ (レジ打ちを終え、暇そうに伸びをする) 「あー、暇だね、アオイ。今日のお客さん、全員で10人いるかな? 時給泥棒だわ。」
アオイ (商品の陳列棚を整えながら、冷静に) 「サボってる自覚があるだけマシ。それより、店長に聞かれたらどうするの?」
ハルキ (監視カメラを見上げる。ニヤリと笑う) 「大丈夫だって。ほら、見てみ?このカメラ。ダミー感、半端なくない?」
アオイ 「何を根拠に?」
ハルキ 「この前、掃除中に気づいたんだけどさ。このカメラ、配線が途中で切れてるんだよ。しかも、この店長が超アナログ人間なの、知ってるでしょ? 絶対、ダミーカメラを店内放送のマイクと繋ぎ間違えてるって!」
アオイ 「そんなアホな…。」
ハルキ 「実験だ!」
(ハルキ、監視カメラに向かって、大声でわざとらしいセリフを言い始める。)
ハルキ 「(カメラに向かって)店長〜! 見てますか〜!?今日の私は、**『本日も絶対絶命』**です!棚の裏に、時限爆弾が仕掛けられました!解除コードは…1126(いいフロ)!」
アオイ (思わず吹き出す) 「ちょっと!バカなの!?」
ハルキ 「ほら、反応なし!やっぱりマイクだ!…ってことで、本題。アオイの今日のファッション、地味過ぎて絶望。」
アオイ (ハルキの頭を叩く) 「ひど!地味上等! あんたこそ、その古着のTシャツ、ヨレヨレ過ぎて絶滅危惧種だよ!」
(二人は、カメラに向かって悪口を言い合い、大笑いする。)
SCENE 2:奥の部屋の前・深夜
<場所:コンビニのバックヤード。店長の奥の部屋のドアの前。>
ハルキ (笑いながら) 「店長が何も言ってこないってことは、私たちの声は店内放送で聞こえてるだけ。店長には届いてないってこと! 最高の遊び場じゃん!」
アオイ 「まあ、ちょっとスッキリしたけど。そろそろやめなよ。」
(その時、店長の奥の部屋のドアが、勢いよく開く。)
店長 (真顔で、少し興奮気味に) 「お、ハルキ、アオイ!今の芝居、面白かったぞ!」
ハルキ&アオイ 「……………え?」
店長 「特に**『地味過ぎて絶望』と『絶滅危惧種Tシャツ』**! いいセンスだ!」
ハルキ (青ざめながら) 「て、店長…どうして…?カメラは…」
店長 「ああ、あのドーム型のやつ?あれはダミーだよ。配線なんて繋いでない。実はな…」
(店長、手に持ったスマートフォンを二人に見せる。スマホの画面には、店内がバッチリ映っている。)
店長 「俺は、ずっとこれで見てた。」
ハルキ 「スマホ…?」
店長 「ああ。お客さんが来ない時は、ビデオ通話アプリで店内の様子を中継して、奥の部屋でずっと見てるんだ。ほら、今も映ってるだろ?」
<店長のスマホの画面には、焦って顔を見合わせるハルキとアオイの顔が映っている。音もバッチリ聞こえている。>
ハルキ (愕然として) 「え、じゃあ…さっきの時給泥棒とか、絶滅危惧種Tシャツとか、全部…」
店長 (笑顔で) 「全部聞こえてたぞ!特に、ハルキの**『時給泥棒』**は秀逸だった。さすがは若者、言葉のチョイスが素晴らしい!ちなみに、**時限爆弾の解除コード『1126』**も、ちゃんとメモしたからな!」
アオイ (静かに、ハルキに囁く) 「…最善を尽くそうとした結果が、ワースト・オブ・ワースト。今日々是好日なんて言葉、どこにもない。」
ハルキ (顔を覆いながら、天を仰ぐ) 「本日も、絶対絶命……。」
店長 「ところでハルキ、その絶滅危惧種Tシャツ、来週からのお前らの制服に採用だ!」
ハルキ&アオイ 「ええええええええ!?」
SCENE 1:コンビニのレジ横・深夜
<場所:地方のコンビニ。客は少ない。レジ横の棚の上には、黒いドーム型の監視カメラが設置されている。>
ハルキ (レジ打ちを終え、暇そうに伸びをする) 「あー、暇だね、アオイ。今日のお客さん、全員で10人いるかな? 時給泥棒だわ。」
アオイ (商品の陳列棚を整えながら、冷静に) 「サボってる自覚があるだけマシ。それより、店長に聞かれたらどうするの?」
ハルキ (監視カメラを見上げる。ニヤリと笑う) 「大丈夫だって。ほら、見てみ?このカメラ。ダミー感、半端なくない?」
アオイ 「何を根拠に?」
ハルキ 「この前、掃除中に気づいたんだけどさ。このカメラ、配線が途中で切れてるんだよ。しかも、この店長が超アナログ人間なの、知ってるでしょ? 絶対、ダミーカメラを店内放送のマイクと繋ぎ間違えてるって!」
アオイ 「そんなアホな…。」
ハルキ 「実験だ!」
(ハルキ、監視カメラに向かって、大声でわざとらしいセリフを言い始める。)
ハルキ 「(カメラに向かって)店長〜! 見てますか〜!?今日の私は、**『本日も絶対絶命』**です!棚の裏に、時限爆弾が仕掛けられました!解除コードは…1126(いいフロ)!」
アオイ (思わず吹き出す) 「ちょっと!バカなの!?」
ハルキ 「ほら、反応なし!やっぱりマイクだ!…ってことで、本題。アオイの今日のファッション、地味過ぎて絶望。」
アオイ (ハルキの頭を叩く) 「ひど!地味上等! あんたこそ、その古着のTシャツ、ヨレヨレ過ぎて絶滅危惧種だよ!」
(二人は、カメラに向かって悪口を言い合い、大笑いする。)
SCENE 2:奥の部屋の前・深夜
<場所:コンビニのバックヤード。店長の奥の部屋のドアの前。>
ハルキ (笑いながら) 「店長が何も言ってこないってことは、私たちの声は店内放送で聞こえてるだけ。店長には届いてないってこと! 最高の遊び場じゃん!」
アオイ 「まあ、ちょっとスッキリしたけど。そろそろやめなよ。」
(その時、店長の奥の部屋のドアが、勢いよく開く。)
店長 (真顔で、少し興奮気味に) 「お、ハルキ、アオイ!今の芝居、面白かったぞ!」
ハルキ&アオイ 「……………え?」
店長 「特に**『地味過ぎて絶望』と『絶滅危惧種Tシャツ』**! いいセンスだ!」
ハルキ (青ざめながら) 「て、店長…どうして…?カメラは…」
店長 「ああ、あのドーム型のやつ?あれはダミーだよ。配線なんて繋いでない。実はな…」
(店長、手に持ったスマートフォンを二人に見せる。スマホの画面には、店内がバッチリ映っている。)
店長 「俺は、ずっとこれで見てた。」
ハルキ 「スマホ…?」
店長 「ああ。お客さんが来ない時は、ビデオ通話アプリで店内の様子を中継して、奥の部屋でずっと見てるんだ。ほら、今も映ってるだろ?」
<店長のスマホの画面には、焦って顔を見合わせるハルキとアオイの顔が映っている。音もバッチリ聞こえている。>
ハルキ (愕然として) 「え、じゃあ…さっきの時給泥棒とか、絶滅危惧種Tシャツとか、全部…」
店長 (笑顔で) 「全部聞こえてたぞ!特に、ハルキの**『時給泥棒』**は秀逸だった。さすがは若者、言葉のチョイスが素晴らしい!ちなみに、**時限爆弾の解除コード『1126』**も、ちゃんとメモしたからな!」
アオイ (静かに、ハルキに囁く) 「…最善を尽くそうとした結果が、ワースト・オブ・ワースト。今日々是好日なんて言葉、どこにもない。」
ハルキ (顔を覆いながら、天を仰ぐ) 「本日も、絶対絶命……。」
店長 「ところでハルキ、その絶滅危惧種Tシャツ、来週からのお前らの制服に採用だ!」
ハルキ&アオイ 「ええええええええ!?」