拳にモノを言わせますけどよろしくて?
自分から少しずつ取り出した結晶を集め、それを再結晶。
そして使われず忘れられていたこの古い地下室で――結晶を反転。
「今の王宮には私の呪いが満ちているんですよ。だが誰も気づかない。呪われているのは前の王の血を引く者だけですので。ふふふ、もう三人しか残っておりませんな」
「待て、ではセミオンの下の子らが亡くなったのは」
フェリスベルトは青ざめた。国王夫妻には生まれなかった子、病弱で育たなかった子らがいる。
「さあ知りません。呪いに負けたのか元から弱かったのか……そんなことはわからない。しかし今も王太子夫妻に子はできませんな」
「おまえ……」
息を飲んだフェリスベルトに、ジェレミアスは平然と話し続けた。
「第二王子も結婚などされては面倒なんですよ。こちらの王女殿下は〈育成〉の加護をお持ちだ。その加護の力で世継ぎなどが生まれては困ります」
「燭台を壊したのは、おまえだったのか……」
嬉しそうに笑い、ジェレミアスはゆったりとうなずいた。
「あの顛末には驚きました。なんと王女殿下とのご縁がフェリスベルトさまに転がり込んだのですから。〈育成〉のお方、ぜひエドゥアルドさまのことを大切にお育てくだされませ。フェリスベルトさまのことも末永くよろしくお願いいたします」
「言われなくても私はエディを守りますしフェルさまのことが大好きでしてよ! で、さっきおっしゃった『最後』とはどういうことですの。ジェレミアス殿は死ぬおつもり?」
そして使われず忘れられていたこの古い地下室で――結晶を反転。
「今の王宮には私の呪いが満ちているんですよ。だが誰も気づかない。呪われているのは前の王の血を引く者だけですので。ふふふ、もう三人しか残っておりませんな」
「待て、ではセミオンの下の子らが亡くなったのは」
フェリスベルトは青ざめた。国王夫妻には生まれなかった子、病弱で育たなかった子らがいる。
「さあ知りません。呪いに負けたのか元から弱かったのか……そんなことはわからない。しかし今も王太子夫妻に子はできませんな」
「おまえ……」
息を飲んだフェリスベルトに、ジェレミアスは平然と話し続けた。
「第二王子も結婚などされては面倒なんですよ。こちらの王女殿下は〈育成〉の加護をお持ちだ。その加護の力で世継ぎなどが生まれては困ります」
「燭台を壊したのは、おまえだったのか……」
嬉しそうに笑い、ジェレミアスはゆったりとうなずいた。
「あの顛末には驚きました。なんと王女殿下とのご縁がフェリスベルトさまに転がり込んだのですから。〈育成〉のお方、ぜひエドゥアルドさまのことを大切にお育てくだされませ。フェリスベルトさまのことも末永くよろしくお願いいたします」
「言われなくても私はエディを守りますしフェルさまのことが大好きでしてよ! で、さっきおっしゃった『最後』とはどういうことですの。ジェレミアス殿は死ぬおつもり?」