拳にモノを言わせますけどよろしくて?
しかしユーニスがかすかに舌打ちしたのがわかった。確かに姫君らしくない目のつけどころ――でもでもだって、ガルディア騎士団員とリュティシアはよく組み手をしていたから!
「ほう、おわかりになりますか?」
しまった。フェリスベルトが意外そうにしている。リュティシアは微笑んでごまかした。
「……身のこなしが鋭いな、と思いましたの」
「とても頼りになる男ですよ。そうか、ガルディアは武の国でもありましたね」
「ええ、私も皆の鍛錬を見慣れておりますので」
「お母さま、たたかうの? こないだもカッコよかったもんね!」
無邪気な視線がワクワクしてリュティシアを見上げる。「たたかう」かと言われるとまあ闘えるのだが、いちおう否定しよう。
「私、試しに剣を持ったことはありますけど。お稽古はしていなくて」
実際、剣はあまり扱えないのだ。リュティシアはいつも素手で問題を解決してきたから。逆に質問して話をそらす。
「エドゥアルドさまは強くなりたいのですか?」
「うん。ぼくね、パユミオお兄さまをまもるんだ」
パユミオとは、パルミロ王太子のこと。
「ほう、おわかりになりますか?」
しまった。フェリスベルトが意外そうにしている。リュティシアは微笑んでごまかした。
「……身のこなしが鋭いな、と思いましたの」
「とても頼りになる男ですよ。そうか、ガルディアは武の国でもありましたね」
「ええ、私も皆の鍛錬を見慣れておりますので」
「お母さま、たたかうの? こないだもカッコよかったもんね!」
無邪気な視線がワクワクしてリュティシアを見上げる。「たたかう」かと言われるとまあ闘えるのだが、いちおう否定しよう。
「私、試しに剣を持ったことはありますけど。お稽古はしていなくて」
実際、剣はあまり扱えないのだ。リュティシアはいつも素手で問題を解決してきたから。逆に質問して話をそらす。
「エドゥアルドさまは強くなりたいのですか?」
「うん。ぼくね、パユミオお兄さまをまもるんだ」
パユミオとは、パルミロ王太子のこと。