花売り令嬢の身請け~公爵様は一目惚れに抗えない~
それから、二人の関係は少し変わった。
レオナールはエリーゼを街に連れ出すようになった。
社交界には出さなかったが、二人きりのデートを重ねた。
こんなのおかしい。
レオナールがエリーゼを好きになってもらうはずが、気が付けばエリーゼの方が……
日に日に気持ちが大きくなるのを自覚してしまう。
それと同時に、レオナールの眼に自分がどう映るのか、レオナールの気持ちを得られなかった時。
その時、エリーゼは何を選ぶのか……
レオナールの目が、真剣にエリーゼを見つめている。
そのまま距離が縮まって――
エリーゼはさっと身を引いた。
「ダメです」
「え……」
「約束、忘れましたか?レオナール様が結婚したいと思うまで、キスも何もしないって」
レオナールが苦笑した。
心の中ではエリーゼも焦れていた。
あの約束の日以降、キスはもちろん、それ以上のことは一切していない。
「君、意外と厳しいな」
「当然です」
「……僕も、いい加減覚悟を決めないとだな」
「え?」
レオナールの唇が近づいた時、どれだけキスしたいと思ったか。
でも、ここで折れたら負けだ。
レオナールに、本当の恋を知ってほしい。
自分に恋に落ちてほしい。
恋に落ちたうえで、身体を重ねたい、求められたい。
そんなことを願ってしまった。
レオナールはエリーゼを街に連れ出すようになった。
社交界には出さなかったが、二人きりのデートを重ねた。
こんなのおかしい。
レオナールがエリーゼを好きになってもらうはずが、気が付けばエリーゼの方が……
日に日に気持ちが大きくなるのを自覚してしまう。
それと同時に、レオナールの眼に自分がどう映るのか、レオナールの気持ちを得られなかった時。
その時、エリーゼは何を選ぶのか……
レオナールの目が、真剣にエリーゼを見つめている。
そのまま距離が縮まって――
エリーゼはさっと身を引いた。
「ダメです」
「え……」
「約束、忘れましたか?レオナール様が結婚したいと思うまで、キスも何もしないって」
レオナールが苦笑した。
心の中ではエリーゼも焦れていた。
あの約束の日以降、キスはもちろん、それ以上のことは一切していない。
「君、意外と厳しいな」
「当然です」
「……僕も、いい加減覚悟を決めないとだな」
「え?」
レオナールの唇が近づいた時、どれだけキスしたいと思ったか。
でも、ここで折れたら負けだ。
レオナールに、本当の恋を知ってほしい。
自分に恋に落ちてほしい。
恋に落ちたうえで、身体を重ねたい、求められたい。
そんなことを願ってしまった。