ヨクバリなココロなの
気持ちの再確認
諦めないと宣言した通り、お兄ちゃんは日和のことを諦めることはなく、遂にはSNSのアカウントまで知られてしまっていた。
「ねえ、流石にそれはストーカーっぽくない?」
大学でできた友達は皆口を揃えてそう言った。
「だよね……でも、本当に良い人なんだよ。ただ諦めが悪くて理想を捨てられないだけで」
「ヒモに尽くす女の子が言う台詞だよ、それ」
「日和、何かあったら助けになるからちゃんと言ってね」
「わかった、ありがとうみんな」
そんな毎日を過ごしていたら、次第に千歳も感じ取ったのか「最近、元気ないけどどうしたの?」と日和に尋ねて来た。
でも、千歳に心配かけたくなかった日和は適当にはぐらかす。
「そんなことないよ? いきなりどうしたの?」
「いや、ここ最近元気ないように見えてたから……元気なら良いんだ」
だが、その数日後日和は千歳にデートに誘われた。
「お待たせ……似合ってるかな?」
「うん、とっても似合ってるよ。誰にも見せたくないぐらい」
「ありがとう」
そして、千歳とのデートが始まったのだった。
デートも終盤に差し掛かった頃、千歳が口を開いた。
「ねぇ、やっぱり元気ないよね? 体調悪い?」
「ううん、そんなことないよ?」
「そっか……でも、僕は日和に頼って欲しいから隠し事はなしでちゃんと日和の口から聞きたいな」
もう、隠し切れないと日和は千歳に全てを告白した。
「なんだって!? 告白された?」
「うん……本当にちーくんの言う通りだった」
「やっぱり、日和が可愛いからだよ。あと、ちゃんと断ってくれてありがとう」
「当たり前じゃん、あたしはちーくんが一番好きで愛してるから」
「僕も日和が世界で一番大好きで、大切にしたい人だよ」
「ありがとう」
日和が千歳の手を握ると、千歳の大きく温かな手が日和の手を包み込んだ。
翌日、授業が終わると千歳から迎えに来たと連絡が入った。
「本当にごめんね、お誘い断っちゃって……」
「全然大丈夫だから。でも、本当に良かったよ彼氏さんに頼ってくれて」
「そこまでうちらも行くよ。同じ所通ってるんだし、いつまた遭遇するかわかんないでしょ?」
「ありがとう」
そして正門に着くと友達はみんなその異様な光景に固まっていた。
「どうし……」
日和の目には千歳とお兄ちゃんが向かい合い、何やら揉めているようだった。
「日和、今はまだ隠れてよ? 彼氏さんストーカーさんと話してるみたいだし」
「そうだね、日和。ほら、行くよ」
友達は日和を再び構内に戻すと、図書館に向かった。
そこで暫く過ごした後、千歳がやって来た。
「日和、ごめんね……お迎え遅れちゃって」
「ううん、大丈夫だよ。それより……お兄ちゃんと何話してたの?」
「それは……いや、隠し事は無しだよね……対決してたんだ」
「た……対決って」
「日和に会うのはやめて欲しいってお願いしてたんだ」
「そっか……」
「うん。でも、全然聞き入れてくれなかったから日和のことを幸せにできるのは僕だけなんだって語り合ってた」
「そっか……それでケリはついたの?」
「うん、僕のことを認めて託してくれたよ」
お互い怪我が無かったと知り、胸を撫で下ろしていると千歳が横にやって来た。
「不安にさせてごめんね」
「ううん、怪我が無くて良かったよ」
思わず千歳に抱きつくと、千歳が驚き息を飲んだ。
「じゃ、そろそろ帰ろうか」
「うん」
「ねえ、流石にそれはストーカーっぽくない?」
大学でできた友達は皆口を揃えてそう言った。
「だよね……でも、本当に良い人なんだよ。ただ諦めが悪くて理想を捨てられないだけで」
「ヒモに尽くす女の子が言う台詞だよ、それ」
「日和、何かあったら助けになるからちゃんと言ってね」
「わかった、ありがとうみんな」
そんな毎日を過ごしていたら、次第に千歳も感じ取ったのか「最近、元気ないけどどうしたの?」と日和に尋ねて来た。
でも、千歳に心配かけたくなかった日和は適当にはぐらかす。
「そんなことないよ? いきなりどうしたの?」
「いや、ここ最近元気ないように見えてたから……元気なら良いんだ」
だが、その数日後日和は千歳にデートに誘われた。
「お待たせ……似合ってるかな?」
「うん、とっても似合ってるよ。誰にも見せたくないぐらい」
「ありがとう」
そして、千歳とのデートが始まったのだった。
デートも終盤に差し掛かった頃、千歳が口を開いた。
「ねぇ、やっぱり元気ないよね? 体調悪い?」
「ううん、そんなことないよ?」
「そっか……でも、僕は日和に頼って欲しいから隠し事はなしでちゃんと日和の口から聞きたいな」
もう、隠し切れないと日和は千歳に全てを告白した。
「なんだって!? 告白された?」
「うん……本当にちーくんの言う通りだった」
「やっぱり、日和が可愛いからだよ。あと、ちゃんと断ってくれてありがとう」
「当たり前じゃん、あたしはちーくんが一番好きで愛してるから」
「僕も日和が世界で一番大好きで、大切にしたい人だよ」
「ありがとう」
日和が千歳の手を握ると、千歳の大きく温かな手が日和の手を包み込んだ。
翌日、授業が終わると千歳から迎えに来たと連絡が入った。
「本当にごめんね、お誘い断っちゃって……」
「全然大丈夫だから。でも、本当に良かったよ彼氏さんに頼ってくれて」
「そこまでうちらも行くよ。同じ所通ってるんだし、いつまた遭遇するかわかんないでしょ?」
「ありがとう」
そして正門に着くと友達はみんなその異様な光景に固まっていた。
「どうし……」
日和の目には千歳とお兄ちゃんが向かい合い、何やら揉めているようだった。
「日和、今はまだ隠れてよ? 彼氏さんストーカーさんと話してるみたいだし」
「そうだね、日和。ほら、行くよ」
友達は日和を再び構内に戻すと、図書館に向かった。
そこで暫く過ごした後、千歳がやって来た。
「日和、ごめんね……お迎え遅れちゃって」
「ううん、大丈夫だよ。それより……お兄ちゃんと何話してたの?」
「それは……いや、隠し事は無しだよね……対決してたんだ」
「た……対決って」
「日和に会うのはやめて欲しいってお願いしてたんだ」
「そっか……」
「うん。でも、全然聞き入れてくれなかったから日和のことを幸せにできるのは僕だけなんだって語り合ってた」
「そっか……それでケリはついたの?」
「うん、僕のことを認めて託してくれたよ」
お互い怪我が無かったと知り、胸を撫で下ろしていると千歳が横にやって来た。
「不安にさせてごめんね」
「ううん、怪我が無くて良かったよ」
思わず千歳に抱きつくと、千歳が驚き息を飲んだ。
「じゃ、そろそろ帰ろうか」
「うん」