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通学路の抜け道
遅刻しそうになり、普段は通らない細い路地を走った。両脇を塀に挟まれた薄暗い道だ。息を切らして駆け抜け、なんとか学校に間に合った。放課後、友達に抜け道の話をすると「あそこは行き止まりだよ」と笑われる。そんなはずはない。今朝、僕は確実に通り抜けたのだから。確かめるために再び路地へ向かうと、道は完全に塞がれていた。高い壁の前に、今朝から行方不明になっている同級生の通学カバンが落ちていた。