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蚊帳

夏休みに祖母の家に泊まった。古い家なので、夜は部屋に大きな蚊帳を吊るしてその中で寝る。「これなら虫に刺されなくて快適だね」と私が言うと、祖母は「そうだろう。これなら外の連中も、絶対に入ってこれないからね」と意味深に笑った。その夜、ふと目を覚ますと、蚊帳の外側に無数の青白い人影がびっしりと張り付き、中を恨めしそうに覗き込んでいた。これは虫よけの網ではなかったのだ。
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