最後まで読まないで

自習室のルール

私は毎晩、塾の自習室で遅くまで勉強をしている。ここの自習室は受験を目指す生徒たちが集まり、いつも静まり返って張り詰めた空気が流れている。「私語は厳禁」が絶対のルールだ。今日もみんな、黙々と机に向かってペンを動かしている。ふと、私の斜め前の席の男子が、小さな声で「助けて」と呟いた。すると次の瞬間、自習室の全員が猛烈な勢いで彼に掴みかかり、彼の口を力ずくで塞いで教室の奥へと引きずっていった。
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