最後まで読まないで

窓の曇り

冬の夜、家族の運転する車で帰る途中。車内が暖房で温まり、窓ガラスが真っ白に曇っていた。私は暇つぶしに、曇ったガラスを指でなぞって星のマークや顔文字を書いて遊んでいた。しばらくして、私が書いた星のマークのすぐ横に、スーッと一本の線が引かれた。誰かが窓の外側から、曇ったガラスに指で文字を書き足している。車は今、高速道路を猛スピードで走っているのに。
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