最後まで読まないで

裏の試験

テストの終了を告げるチャイムが鳴った。「そこまで。筆記用具を置いてください」と先生が言う。僕は自信満々で答案用紙を裏返した。今回のテストは完璧だ。先生が答案を回収しながら、僕の顔をじっと見た。「君、すごくよく書けているね。正式なテストなら満点だ。でも残念だけど、今回は『どれだけ間違えられるか』を競う裏の試験なんだよ。満点の君は、今すぐ処分室へ行きなさい」
< 76 / 174 >

この作品をシェア

pagetop