婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
ルリは慌てて私に駆け寄ろうとするけど……ごめんね?
今私は急いでるからっ!
「そ、そういう事ではありません!!どうかどうかお辞め下さい!!!!」
私はルリに追いつかれる前に…飛び降りた。
ごめんねルリっ!子猫を助けてあげなきゃいけないから今は止まれないのっ!
「じゃあいってきまぁーす!!!いやっほぉぉおおぉい!!!」
「リリィ様ぁあぁあぁあ!!!!」
ルリの悲痛の叫びが聞こえる中、落下していく私。
すると…そこで予想外の出来事が……
私は目を見開く
まってまってまってっ!!なんでここに人がいるの?!てゆーか、この人…!!
ギル・レイヴンじゃない?!
私が落ちてくるのに気づかない彼に大声で叫ぶ。
「ど、どいてちょーだい!!!!!」
私の叫び声にキョロキョロとするギル様。
そして何かが落ちてくる音にやっと私の方を見上げる。
だけど、もう遅い……。
目を見開き驚いた彼の綺麗な瞳と目が合う。
空から落ちてくる令嬢
驚かないわけがないよね……?!だけど……、そんなことより……っ!!!
どいてくれない?!?!
「……は?」