婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~
そして急いで子猫に駆けよると、子猫を抱き上げる。
「はぁ……無事でよかった。…怪我も無いみたいね…安心したわぁ」
「ギル様ぁ〜!!!子猫ちゃん無事でしたよ〜!!」
びしょ濡れの泥まみれの私はキラキラとした満面の笑みで手を振る私。
「……」
すると焦りながら走ってきたルリが私に手を差し伸べる。
「リ、リリィ様!!ほんとなんてことを…!!それにその格好!!あぁぁあ!婚約前の令嬢が……」
「子猫ちゃんも私も無事よっ!」
ルリにウインクをする私に
「そういう事ではありません!!」
慌てながら引き上げるルリは、まだ慌てていて
「少々お待ち下さい!急いでタオルとお着替えをお持ちいたします!絶対に!!そこから動いてはなりませんよ!!絶対に!!」
そう忠告すると慌ててルリはどこかに消えた。