婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
すると綺麗な顔が近づいてきたかと思うと、私の肩に頭を預けるギル様。
「あ……あのっ」
慌てる私の耳元で「ハァ…」と色気のある息が耳元にかかりビクッとなる私に、だんだんもたれ掛かかってくるギル様。
ど……どういうこと?!こ、これはどうしたらいいの?!
この状況がよくわからなくて、あたふたしていると次の瞬間
体の力が抜けたギル様が、ものすごい重さで上から覆いかぶさってきた。
「ちょっ……え?!ギル様?!うげっ……し、しぬぅぅぅ!!」
その瞬間、支えきれない男の人の体の重さに押しつぶされながら、触れた肌が酷く熱を持っていることに気づく。
まって……この人、信じられないぐらい熱い!!
どうしよう?!誰かいない?!お、重すぎて……動けないっ
「だれかぁあっ!だれかいませんかっ!!」