婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】


そして、リオの部屋までたどり着くと、扉をノックする。


───コンコンッ


「はい、どうぞっ」

「リオ、失礼するよ」


部屋に入るとベッドの上で突っ伏しているリオがいた。

本当に女の子なの?と思うほどだらしない姿に、苛立っていたはずの俺は思わずくすくすと笑いがこぼれる。


まぁ……リオらしいけどね。


俺の声に反応したリオが、ベッドからバッと顔をあげた。


「え?アル様?どうしてここに?!」

「リオがさっき、ギルの部屋から顔を真っ赤にさせて逃げたから気になって追いかけてきちゃった」

「……っ!!!!」


ニッコリと笑うと、さっきの出来事を思い出したのか一瞬で顔を真っ赤にさせるリオ。


なにその反応……妬けちゃうんだけど……


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