婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
EP:3☆婚約発表と男装執事爆誕!
あのギル様の訪問から、数日たち夜会当日を迎えた。
私は今、ギル様に完璧なエスコートを受けている。
チラチラとギル様の様子を見て、私は逃げれるタイミングを見計らっていた。
ふふふ……ギル様?私がここで大人しくすると思っているの?!パートナーに選んだこと後悔させてやるんだからっ!!
ギル様が隣でいつもの社交界スマイルで挨拶をするのを見て、私は今なら行ける!!と一歩踏み出す。
だけど、私の行動なんてギル様には全てお見通しだった……。
おしゃべりを楽しんでいたはずの彼は、少しの私の動きに咄嗟に反応し、伸びてきた手によってグイッと引き寄せられた。