婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
そんなに頼りなく見えるのかしら?かなり男の子らしくなったのにあのおじさんは見る目がないわねっ!
それに、おじさん!甘いわねっ!
私は人生経験こう見えて豊富なんだからっ!前世はモラハラDV男と過ごしていた過去を持っているんだから余裕よっ!
「僕はこう見えて気合いは人一倍あるんです!!そこでお願いします!!」
そんな私におじさんは優しく笑うと契約書を差し出してきた。
「おぉ、そうかい。じゃあこれが契約書だサインをしたらこれで契約成立だ!」
───そして浮かれていたリリィは、契約書をよく読まなかった。そして裏には、レイヴン公爵家の名前が書いてあることにもまったく気づかずにサインをするのだった……。