婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
俺は目の前の少年を見て笑う。
「お前、リオと言ったか」
「はい!リオです!」
リオは可愛いらしい声と小さな体で元気よく挨拶をする。
「気に入った、今日からお前を俺の専属執事に任命する。俺の身の回りの世話から雑務全てを任せる。俺に呼ばれたらすぐに来い」
すると、目の前のリオは顔を青くしている。
「…えっ……」
その嫌そうな反応が俺の婚約者リリィを思い出させる。
俺は意地悪な笑みで詰め寄る。
「なんだ嫌か?」
すると目の前のリオは慌てながら
「…い、いえっ!そんな事はありません!お任せ下さい!!」
引き攣って笑う目の前の少年リオ…くくっ…おもしろい…。
さて、俺のこの違和感とお前の正体がなんなのかゆっくり暴いていこうじゃないか。