今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
参加者が帰り、会場の片づけが始まる。
「お疲れさまでした」
快浬さんが、
カウンターの向こうから歩み寄ってくる。
「今日は、だいぶ想定外のこともありましたが」
「はい……」
元カノ、マウント、勘違い。
頭の中をいろんな出来事が駆け巡る。
「それでも、〝今日はここまでライト〟の価値を、またひとつ証明できたと思います」
快浬さんは、ライトを見上げながら言う。
「失敗しそうになった料理のリカバーも含めて、〝無理をしないで、一人じゃないよ〟を、多くの方に体験してもらえました」
「……はい」
「それから」
快浬さんが、少しだけこちらに向き直る。
「〝元カノ〟という、ややこしい存在が現れたにもかかわらず、最後まで場をうまくまとめてくれて、ありがとうございました」
「いえ、私はただ――」
「春日さんが隣にいてくれて、助かりました」
その一言に、心臓が強く跳ねた。