今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
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週末。
ようやく仕事の山場を越えた最初の土曜日。
『今日、久しぶりにちゃんと外で歩きませんか』
朝、快浬さんから届いたメッセージに、
わたしは即座に『はい』と返事をした。
待ち合わせは、都心から少し離れた住宅街の駅。
「おはようございます」
休日の服装の快浬さんは、
会社のスーツ姿とは少し違って見えた。
ネイビーのシャツに、淡いグレーのパンツ。
手には、トートバッグ。
きちんとしているのに、どこか柔らかい。
「似合ってます、その服」
「ありがとうございます。〝喫茶店のマスターに憧れる見習い〟を意識してみました」
「そんな役職、聞いたことないです」
笑い合いながら、駅から続く商店街を歩き出す。
パン屋、花屋、小さな雑貨屋。
キッチン用品の店の前では、
ふたりとも、つい足を止めてしまう。