今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜

工場見学を終えたあと、
午後からは本社ショールームの見学が入っていた。
ガラス張りのエントランス。
受付カウンターの奥に、シンプルなロゴと、壁一面に並んだキッチンの写真。


——〝会社の顔となる部分からショールームを通り、
工場へ〟っていう動線が大事だと、
記事で読んだことがある。


暁は、それを逆方向で今、辿ってるんだ。

午前中に工場で〝裏側〟を見たあとだからこそ、
午後のショールームが、より立体的に見えてくる。



「ようこそ、暁キッチンショールーム白河店へ」



案内役のプランナーが笑顔で出迎えてくれる。



「今日ご覧いただくのは、主に〝暮らし方提案ゾーン〟です。工場でご覧になったキャビネットが、どのような〝台所の風景〟になるのか、体感していただければと思っております」



一つ目のゾーン、
〝ゼロ歳児のいる共働き家庭〟を想定したキッチン。

床に敷かれたマット、低い位置の収納、
冷蔵庫横には〝おむつ置き場〟と一体化したパントリー。



「ここ、踏み台置くスペース、あえて残してあるんですね」



わたしが足元を見て言う。



「そうです。お子さんが三~四歳になったとき、〝一緒に手洗い・うがい〝ができるように」



プランナーの説明は、
〝使い方の物語〟とセットになっていた。
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