今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
同じ日の夜。
打ち合わせならぬ『プラン会議』を終え、
ソファに並んで座っていると。
「もう一つだけ、今日、話したいプランがあります」
快浬さんが、少し真面目な声で切り出した。
「まだあるんですか。これ以上増やしたら、進行管理が……」
「進行管理表、もう作ってあります」
テーブルの上に、新しいファイルが置かれる。
そこには、
『LiFE PLAN 01』とだけ書かれていた。
「ライフプラン?」
「はい。プロジェクト名は――」
快浬さんは、一呼吸おいてから言う。
「〝暁+春日さん ここから計画〟です」
タイトルの意味を理解した瞬間、
胸の奥がきゅっと鳴る。
「……それは、」
「これまで、会社の未来を何度も一緒に描いてきました」
「だから、一度くらい、僕個人の未来も、あなたと一緒に描いてみたい」
いつになく、視線がまっすぐだった。
「そのために、まず最初のマイルストーンを設定したいと思っています」
「マイルストーン?」
「はい」
快浬さんは、ファイルを開く。
一枚目の一番上に、シンプルな一文が書かれていた。
『春日小春さんに、正式にプロポーズする。』
その下に、小さなチェックボックス。
「……今、チェック入れていいですか」
わたしの声が、震える。
「まだ、です」
快浬さんは、静かに首を振った。
「チェックを入れられるのは、〝イエス〟をもらえたときだけですから」
そう言って、ファイルから一枚の紙を外す。