今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
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それからの数カ月、わたしと快浬さんは、
ほとんど毎日のように顔を合わせた。
朝七時半、
まだ誰もいないショールームで、
二人でキッチンの前に立つ。
「ここで、〝ただいま〟の声が聞こえたとき、どんな明るさだと嬉しいですか?」
「朝と夜で意味が変わりますね。朝は太陽光と連動させたい。夜は、手元だけでなく、家族の顔がきれいに見える照明がいい」
「じゃあ、調色できる間接照明もセットにしたいですね。ただ、コストが……」
「そこは、部材を共通化して抑えましょう。リビングとの一体提案も視野に入れれば、単価は上げつつ、納得してもらえるはずです」
開発フロアでは、
図面を挟んで真剣ににらみ合う。
「この収納プランだと、背の低いユーザーには上段がデッドスペースになります」
「でも、ここにもう一段引き出しを足すと、金具代が跳ね上がります」
「では、〝踏み台になるスツール兼収納〟をセットで提案しましょう。キッチンの外に新しい〝使う場所〟ができる」
「それは、面白いですが――」
意見がぶつかることは、日常茶飯事だった。