今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜

参加者の前のまな板に、
キャベツとレモン、鶏肉が並ぶ。



「包丁の持ち方から始めましょうか」



快浬さんは、キャベツを軽く押さえ、
見事な千切りをしてみせた。



ザク、ザク、
と一定のリズムで刻まれていく音に、
参加者から小さな歓声が上がる。



「これは、今日いきなり真似しようとしなくていいです。大切なのは、速さではなく、同じ大きさにそろえること。火の通りがそろえば、味も安定します」



彼は一人ひとりのところを回り、
包丁の角度や指の形を静かに直していく。



「春日さん、C班をお願いします」



不意に名前を呼ばれ、
わたしは少しだけ背筋を伸ばした。
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