今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
参加者が帰ったあと。
片づけをしながら、
わたしと快浬さんは軽く反省会をしていた。
「数値だけ見ると、〝片づけ完了率〟はそんなに変わってないですね」
快浬さんが、タブレットのグラフを示す。
「皿の枚数とか、シンクに残ったものの種類とかは、ライトなしのときとそこまで大差ない」
「でも、〝気持ちの終わり方〝は、かなり違うように見えました」
わたしが、自分のノートを開く。
「ライトなしのときは、〝もうちょっとやらなきゃ〟って顔で動き続けてて。ライトありのときは、〝ここで終わりにしてもいいかな〟って表情に変わってた気がします」
「〝罪悪感メーター〟か」
「はい。〝やり残し感〟よりも、〝ここまでやった満足感〟のほうが強くなる感じで」
快浬さんは、
しばらく黙ってノートとタブレットを見比べていた。
「〝効率〟じゃなくて、〝心の着地〝に効いている、ということですね」
「たぶん、そうです」
「……悪くない結果です」
淡々とした言い方なのに、声の奥に、
わずかな安堵が混じっている。