今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜



新商品の最終コンセプト資料、
試作キッチンの立ち会い、
ユーザーインタビューの整理。

ここ一ヶ月のわたしのスケジュール帳は、
びっしりと文字で埋まっていた。



「この週末だけ乗り切れば……」



そうつぶやきながら、
夜遅くまでオフィスに残る日が続いた。

その日も、
時計の針はすでに二十三時を回っていた。

モニターの光に照らされたわたしの顔は、
青白い。



「片づき終わりインジケーターのコピー、もう少し柔らかくしたいんだよね……」



画面の前で眉を寄せているうちに、
視界の端がかすみ始める。


——あれ、なんか、変な感じ。


頭の奥がずきりと痛んだ。

次の瞬間、床がぐらりと揺れたように感じた。



「……っ」



立ち上がろうとした瞬間、足から力が抜ける。

視界が暗くなっていく中で、
誰かが自分の名前を呼ぶ声が遠くに聞こえた。



「春日さん!?」



そこで、意識はぷつりと途切れた。
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