今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
「今夜は、ここで休んでください。……と言っても、春日さんがよければですけど」
「そんな、ご迷惑にな……」
「だから、その言葉は禁止だと」
今度は、ほんの少しだけ柔らかく言う。
「それに、春日さんが倒れるほど働いたのは、私たちのプロジェクトのためです。お礼をされる機会だと思えばいい」
〝不器用な優しさ〟という言葉が、頭に浮かんだ。
温かい飲み物を飲み終え、ひと息ついたころ。
「少し顔色が戻りましたね」
快浬さんがソファの横に腰を下ろす。
距離が、いつもより近い。
「春日さん」
「はい」
「先ほど、医師からも言われましたが、最低でも一週間は完全休養を取ってもらいます」
「一週間も……ですか」
「はい。これは〝お願い〟ではなく、〝業務命令〟です」
その言い方が、妙におかしくて、
わたしは小さく笑ってしまう。
「業務命令で、休暇って、変な感じですね」
「そうでもしないと、あなたは働くのをやめないでしょう」
図星すぎて何も言えない。
しばらく、二人の間に静けさが落ちた。