今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜



「……一週間、地元でゆっくりしたつもりだったんですけど」



わたしは、
スーツケースの取っ手をぎゅっと握りしめた。



「最後の最後で、〝どうしたいか〟がはっきりしました」



「そうですか」



「秋人とは、〝過去をありがとう〟ってちゃんと言えました。でも、〝これから一緒にキッチンを作りたい相手〟は、もう別の人でした」



快浬さんの瞳が、わずかに揺れる。



「私が、一緒に〝終わりの光〟を見に行きたいのは――」


一拍、息を整える。
< 98 / 200 >

この作品をシェア

pagetop