毒と悪、詰め合わせ。
内臓を引っ掻き回されているような激しい腹痛に、彼は堪らず嘔吐いてしまった。トイレには間に合わなかった。床を吐瀉物でびちゃびちゃに汚してしまうが、気にする余裕はない。体の中身を全てぶちまける勢いで吐き戻し、一際大きな呻きが漏れると、縦に長い固形物が吐瀉物の海に落ちた。小指の第二関節くらいのサイズ。それはもぞもぞと動き、二足歩行を始めた。彼は恐怖するよりも先にそれを引っ掴んだ。ぐしゃり。お前のせいだ。