毒と悪、詰め合わせ。
「トイレットペーパー使い切ったなら替えてくれない? なんで芯を残したままにするの?」呑気にスマホを弄っている彼氏は、顔も上げず適当に謝罪した。彼女の堪忍袋の緒がピンと張る。「次からはちゃんと替えといてよ」「替えてなかったくらいでなんでそんなに怒ってんだよ」「今日に限った話じゃないよね。いつもいつも替えないじゃん。地味にイラつくからやめてよ」「なにそれ、だる」緒に切れ目が入った。頬の筋肉が痙攣した。