余所者-よそもの-【 2 】
私はその後、結局丸一日をユキの家で寝込んで過ごすことになった。
ユキは隣でパソコンを触りながら、ずっと看病を続けてくれた。
ご飯や飲み物の買い出し――私が何か呟けば、文句一つ言わずにすぐに動いてくれる。
困ったのは、夜。眠っているときだ。
ふと目が覚めると、ユキがベッドに忍び込んでいて。
「何やってるんですか」と怒ると、例のごとく「俺のベッドだし」と言うので、ソファに避難。
だけど、すぐに寝ぼけたユキがフラフラと迎えに来て「病人はベッドで寝ろ」と強制的にベッドに逆戻り。
代わりにユキがソファで寝てくれることもなく。
結局、クイーンサイズのベッドの上で、一人分の距離をきっちり空けたまま、二人で並んで眠ることになった。
その翌日はシフト上、家政婦の日。
私はそのまま、彼の家で身体を動かして働いた。
ユキの看病は、基本全部やりっぱなし。片付けることを知らない。
使ったものやゴミは、全部その辺の床やテーブルにポイポイと放り投げてあったので、粛々と後片づけ。
夜は家でご飯を作ろうかと思ったけれど、この日も自宅のリビングで仕事をしていたユキがいつの間にか出前を頼んでくれていたので、結局それを二人で食べた。