余所者-よそもの-【 2 】
「怜が女に興味を示した」
「………」
「お前は、手頃だった」
「一体……何のために?」
すると、恐ろしく無機質な声が落ちてきた。
「壊れたオモチャで遊ぶより」
「………」
「壊れかけたオモチャを直す方がいい」
「………」
「その方が、飽きない」
どういう、意味――…?
――ドサ、と音を立てて、私の身体は冷たい地面に落とされた。
「土産だ」
顔を上げた。
多夜の前に、誰か知らない男が立っている。