余所者-よそもの-【 2 】
「素人だったらどれくらいでキマるかな?」
「うぅーん……」
「なんだよデック。さっきからキモいな」
「やっぱぁ、やめたほうがいい気がしてきた」
「あ?なん……」
その時だった。
――ドンッ!!と空間全体に轟いた、凄まじい物音。
二人の男は揃って、入り口の方を勢いよく振り向く。
「――……触るなァァアアッ!!!」
その咆哮と共に、私に跨っていた男が視界から消え去った。
そこに現れた背中を見て。
身体から、力が抜けた。
「……ユ、さ……」
――ユキさん。
「やっぱなぁ!そんな感じだったもんなぁ……!」
デックと呼ばれていた男はそう言って、猛然とユキに向かって飛び込む。
次いで、「警報ォォォッ!」と、どこかに叫んだ。