余所者-よそもの-【 2 】
「僕さぁ。しばらく眠ってたんだよ。
久しぶりに帰ってきてみたら、街は崩壊寸前。
今日だって、全員Z地区守るためにシトウに出払ってんのかと思いきや、ねぇ?
ここで何人遊んでる?
ガッカリだよね。
たぶん、こいつらは全員ここで死んだっていい。
マジ、萎える。
やってらんない。
また一から立て直しだ。
何度も何度も、ギリ生きて、ギリ生かして。
それでも死にたがりは、一生湧いてくる。
疲れちゃうよね。
わかる?
いっそ、出てこなきゃよかったって思うくらい」
ここまでを、まくしたてるように一気に話すと、彼は深く溜息を吐いた。
けれど、次の瞬間。
目の色がガラリと変わった。
まるで人が変わったみたいに、子供のような無邪気な口調になって。
その目をランランと輝かせながら、再び口を開く。