二人のシャーロック・ホームズ〜山荘の謎を解け!〜
「じゃあ、三人でご飯食べに行くのはどうかな?」

僕の提案に対し、秀介とホームズは了承してくれた。お店が混んでくるといけないので、急いで食べに行く支度をする。支度と言っても、鞄に財布やスマホを入れるだけだけどね。

「遅いぞ、ワトソン」

ホームズが時計を見て言った。僕は「ごめん」と謝り、ドアを開ける。すると、足元に何かが当たった。

「何?」

足元を見ると、一冊の本が落ちている。僕はその本を拾った。ホームズと秀介も本を見る。

「背表紙が真っ暗だ。タイトルも書かれてない。誰かの落とし物かな?」

秀介が口にする。ホームズが僕の手から本を取り上げた。

「こんなに大きな本だ。落とし物ということはないだろう」

ホームズは本を捲る。そして、「ワトソン、これは何て書いてあるんだ?」と本を見せた。本の一ページ目には、日本語でこう書かれている。

「この謎、あなたに解けますか?」

僕がそう口にした刹那、本が光り出した。そして、僕たちの体が本の中に吸い込まれていく。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

僕たちはただ、悲鳴を上げることしかできなかった。



「大丈夫ですか?」

「わかりますか?」

男性の声と女性の声がして、僕は目を覚ます。地面が冷たい。空気も冷たい。僕の目の前には、知らない男性と女性がいた。そして、辺りは一面雪景色。

「ここ、どこ……?」

思わず日本語で呟いてしまった。
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