愛するあなたを殺させないため、死に戻った私はこの恋を捨てると決めた
エピローグ 誓いの指輪
結局ロジェリオが宣言していたように、エリシアは明け方まで抱かれた。起きた時には、声が出なくなっていたほどだ。
午前中の大半をぐったりとベッドの上で過ごしたあと、ようやく動けるようになったエリシアは、時間をかけて身支度をしていた。
時刻はほとんど昼に近いけれど、遅めの朝食にしようとロジェリオに誘われたのだ。
侍女のダナは「公爵令息の執着心を舐めてましたわ」とつぶやきながら、胸元に散った赤い痕が隠れるドレスを選んでくれた。
胸元をレースで覆われたドレスは、深い緑色。ロジェリオの瞳の色を選んでくれた侍女のさりげない気遣いに、エリシアは小さく微笑んだ。
「シア、準備はできた?」
迎えに来てくれたロジェリオは、軽くエリシアを抱き寄せると、額に唇を押し当てた。
「今日もシアはすごく可愛い。ずっと一緒にいられるなんて、幸せでたまらないな」
「ありがとう。私もすごく幸せよ」
「今日は天気がいいから、テラスで食事にしよう。デザートに、シアの好きなマカロンも用意しておいたよ」
「まぁ、素敵!」
嬉しいお誘いに、エリシアは大きくうなずく。ロジェリオはエリシアの手を取ると、そのまま抱き上げた。
「きゃ……っ、リオ?」
「昨晩、シアを疲れさせてしまったからね。テラスには俺が連れて行ってあげる」
耳元で甘く囁かれて、エリシアの頬に血が上る。確かに身体は怠くて、あちこちが筋肉痛になっている。同じように明け方まで起きていたはずなのに、ロジェリオだって消耗しているはずなのに、彼は平然としているのが不思議だ。
エリシアの頬にキスを落とすと、ロジェリオはご機嫌に歩き始めた。
午前中の大半をぐったりとベッドの上で過ごしたあと、ようやく動けるようになったエリシアは、時間をかけて身支度をしていた。
時刻はほとんど昼に近いけれど、遅めの朝食にしようとロジェリオに誘われたのだ。
侍女のダナは「公爵令息の執着心を舐めてましたわ」とつぶやきながら、胸元に散った赤い痕が隠れるドレスを選んでくれた。
胸元をレースで覆われたドレスは、深い緑色。ロジェリオの瞳の色を選んでくれた侍女のさりげない気遣いに、エリシアは小さく微笑んだ。
「シア、準備はできた?」
迎えに来てくれたロジェリオは、軽くエリシアを抱き寄せると、額に唇を押し当てた。
「今日もシアはすごく可愛い。ずっと一緒にいられるなんて、幸せでたまらないな」
「ありがとう。私もすごく幸せよ」
「今日は天気がいいから、テラスで食事にしよう。デザートに、シアの好きなマカロンも用意しておいたよ」
「まぁ、素敵!」
嬉しいお誘いに、エリシアは大きくうなずく。ロジェリオはエリシアの手を取ると、そのまま抱き上げた。
「きゃ……っ、リオ?」
「昨晩、シアを疲れさせてしまったからね。テラスには俺が連れて行ってあげる」
耳元で甘く囁かれて、エリシアの頬に血が上る。確かに身体は怠くて、あちこちが筋肉痛になっている。同じように明け方まで起きていたはずなのに、ロジェリオだって消耗しているはずなのに、彼は平然としているのが不思議だ。
エリシアの頬にキスを落とすと、ロジェリオはご機嫌に歩き始めた。